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2025年04月01日火曜日
ホームトレンド山の4トン巨石を12時間かけて盗掘…運搬中に落下させ現場逃亡、「生活苦」で自然を売り物にした驚愕の計画犯罪

山の4トン巨石を12時間かけて盗掘…運搬中に落下させ現場逃亡、「生活苦」で自然を売り物にした驚愕の計画犯罪

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません

韓国済州(チェジュ)地検は13日、済州地裁刑事2部(裁判長イム・ジェナム部長判事)の審理において、自然石を盗掘した罪で起訴された70代のA被告に懲役4年、在宅起訴された50代のB被告に懲役1年6カ月を求刑したと発表した。

検察の起訴状によると、A被告とB被告は昨年7月21日午後から翌日未明にかけて、重機を使用して済州漢拏山(ハンラ山)国立公園近くの渓谷にある高さ1.5メートル、重さ約4トンの自然石を掘り出した。二人はこの自然石を転売目的で盗掘したとみられている。

A被告は現場に到着後、チェーンソーで周囲の木を伐採し、車両の進入路を確保。その後、B被告を呼び寄せ、共に滑車やロープを使って約12時間かけて自然石を掘り出した。掘り出した自然石は1トントラックに積み込まれたが、運搬中に約150メートル離れた登山道に落下。発覚を恐れた二人は夜明け前に現場を離れた。

捜査の結果、A被告が過去に同様の犯罪で処罰を受けていたことが判明。また、二人は防犯カメラのない林道を夜間に利用し、計画的に犯行を行っていたことも確認された。

この日の公判で、被告側は起訴事実を全面的に認めた。A被告の弁護人は、「被告は高齢で、孫娘の世話をしながら生活していたが、経済的に困窮し、やむを得ず本件に及んだ」と述べ、「自然石は元の場所に戻し、損傷した木々の復旧も進める予定であり、情状を考慮してほしい」と主張した。

一方、B被告の弁護人も「A被告の依頼を受けて関与した」とし、「捜査段階から一貫して供述し、捜査に協力してきた点を考慮すべきである」と訴えた。

A被告とB被告の判決は4月3日午前10時に言い渡される予定だ。

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