
中国の代表的な世界文化遺産である万里の長城で、尻を出して記念写真を撮った日本人男女が一時拘束され、その後強制退去となったことが明らかになった。
16日、読売新聞などの報道によると、1月3日に万里の長城を観光していた日本人男性A氏が尻を露出し、同行していた女性B氏がその写真を撮影していたことが現地の警備員に発覚したという。
中国公安当局は、二人を現場で逮捕し、約2週間拘束した後、強制退去の処分を下した。中国の法律では、公共の場で身体の一部を意図的に露出する行為は「治安管理処罰法」に触れる可能性がある。
A氏とB氏は拘束中、「悪ふざけでやった」との趣旨の供述をしたとされ、在中国日本大使館を通じてその旨が伝えられた。
日本外務省は、2人が万里の長城で地方当局に拘束された後、1月中に強制退去となり、日本に帰国したことを確認したと発表した。
この行為は国内でも大きな批判を浴びている。国内のSNSでは「日本人として恥ずかしい」といった声が相次ぎ、公共の場での迷惑行為を非難する声が高まっている。