
今月初め、韓国・仁川(インチョン)市の居酒屋で電子タバコを吸っていた50代男性が喫煙を制止した女性店主に沸騰した鍋を投げつけ、酒をかけるなどの暴行を振るう事件が発生した。
警察は最近、この男性の身元を特定し、立件した。
18日、仁川中部警察署によると、今月2日、中区中山洞の居酒屋で中年男性Aが電子タバコを吸っているとの通報が警察に寄せられた。
店主B氏は、Aが酒を飲みながら電子タバコを吸い続けていたため、警察に助けを求めたという。
B氏の通報に怒ったAは、B氏に酒をかけ、沸騰した鍋を投げつけ、B氏の顔を手で押さえつけた。
その後、B氏が店外へ出ると、Aは再び平然とタバコを吸い、警察が到着する前に現場を離れた。
JTBCの報道によると、警察は防犯カメラの映像などを通じてAを追跡し、その身元を特定した。Aは近隣に住む50代の男性であることが判明した。
特にAは、14日の警察の取り調べで「酒をかけたのは店主が不親切だったからで、沸騰した鍋を投げたのはおでんの味がまずかったので厨房に捨てただけだ」と主張した。

また、AはB氏に手を出したことはないと述べたという。
しかし、店主B氏はこの事件で肋骨が折れるなど全治4週間の負傷を負い、現在治療を受けている。
B氏は「殴られたとき、本当にこのまま死ぬかと思った」と述べ、「横になるとその場面が頭から離れない。ドアを開けると、私は1人なので、いつ来てどんな危害を加えられるか分からない」と語ったという。
仁川中部警察署はAを特別傷害の容疑で近日中に検察に送致する予定だと伝えた。