
イギリスの電車内で、若い乗客が電子タバコを吸い始め、誰も注意できずに周囲は気まずい雰囲気に包まれていた。
そんな中、一人の高齢男性がその若者に向かって「スカッとする一言」を放ち、車内のもやもやを一掃した。
23日(現地時間)、英紙「デイリーメール(Daily Mail)」は最近イギリスの列車内で発生した騒動の様子を報じた。ある若者が禁煙の列車内で電子タバコを吸っていたところ、それを見た高齢の男性が強い言葉で叱責したという。
映像の中で、スコットランド出身とされるその高齢男性は「俺は50年もタバコを吸ってきたが、飛行機の中では8時間吸わずに我慢できる」と語り、「お前だって俺より2分くらいは我慢できるだろう」と一喝した。
列車内で見知らぬ高齢男性に怒られた若者は、「お説教なんていらない」「せめて丁寧に頼んでくれればよかっただろ」と逆ギレ気味に反論した。
すると高齢男性は「お前の許可なんかなくても、その電子タバコを壊すことだってできたんだぞ」と怒りをあらわにした。
この若者の非常識な行動に対し、見て見ぬふりをしていた周囲の乗客たちは、高齢男性の「スカッと発言」に思わず笑いを堪え切れなかった。
このやり取りを撮影した動画が話題になると、最初に動画を投稿した男性は元の投稿を削除した。
一方で、イギリスでは現在、使い捨て電子タバコの販売禁止を打ち出し、「スモークフリー世代(煙を知らない世代)」の実現に向けた法整備が進められている。
イギリスのほか、ベルギーやフランスでも使い捨て電子タバコの販売は全面的に禁止されている。
これは未成年をタバコから守ると共に、リチウム電池を使用しリサイクルが困難な使い捨て電子タバコによる環境汚染を防ぐ狙いがある。