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2025年03月30日日曜日
ホームトレンド麻酔なしで無理やり戻された歯、そして命を絶った女性の最期のSNS投稿…歯科医の恐るべき過失

麻酔なしで無理やり戻された歯、そして命を絶った女性の最期のSNS投稿…歯科医の恐るべき過失

誤って歯を抜き、麻酔なしで針金固定した歯科医師。

中国の歯科医が誤って別の歯を抜いた後、麻酔なしでその歯を無理やり口に戻して針金で固定するという衝撃的な医療事故が報じられ、ネット上では怒りの声が広がっている。

19日(現地時間)、中国メディア「極目新聞」は、歯科医の過失によって健康な歯を抜かれた中国人女性Aさんが、適切な処置を受けられないまま苦痛に耐え続けた末に自ら命を絶ったという痛ましいニュースを報じた。

中国・安徽省安慶市に住むAさんは、市立病院で親知らずの抜歯を受けるために診察を受けたが、医師のミスにより本来抜くはずの親知らずではなく、健康な臼歯が抜かれてしまった。

さらに医師は誤って抜いた歯を麻酔もないまま口腔内に押し戻し、針金で固定した。

その後、AAさんは今月17日、自身のSNSに「このアカウントの更新が止まったら、私がもうこの世にいないということ」と、自殺をほのめかす投稿を残した。

Aさんの兄とされるBさんは、SNS上で「医師が誤って健康な歯を抜いたうえ、再び麻酔もせずにその歯を無理やり戻し、針金で固定した」と主張し、妹がこの出来事を苦にして命を絶ったと明かした。

この医療事故は中国内に大きな衝撃を与え、過失を犯した歯科医に対してはネット上で批判と怒りの声が相次いでいる。

この件について、中国の現地弁護士は「医師が誤って親知らずではない歯を抜いたことが確認されれば、医療過誤に該当し、病院は民事上の損害賠償責任を負うとともに、行政処分を受ける可能性がある」と述べた。

一方、Aさんの自殺から2日が経過した後になって、安慶市当局がようやく保健当局および警察による調査を開始したと報じられ、批判の声が上がっている。

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