
ジンエアーの旅客機が操縦士のミスにより、誤った滑走路に着陸するという事態が発生した。
26日、韓国の聯合ニュースによると、ジンエアーの旅客機が許可されていない滑走路に着陸した「準事故」が発生し、関係当局が調査に乗り出した。航空準事故とは、安全運航に支障をきたすものの、航空事故には至らなかった事例を指す。
問題が起きたのは25日午後3時頃だ。札幌を出発したジンエアーのLJ312便は、同日午後5時35分に釜山・金海空港の18L滑走路に着陸した。
しかし、同機が着陸許可を得ていたのは「18R滑走路」だった。全く異なる18L滑走路に誤って着陸したことが確認された。
今回の件は、ジンエアーの操縦士による勘違いが原因と見られており、ジンエアー側は「すぐに国土交通部に報告し、現在調査が進行中」と明らかにした。
ジンエアーではこの数日前にもトラブルがあった。今月21日にはジンエアー機が金浦(キンポ)空港に緊急着陸する事態が発生している。
当時、金浦空港を離陸して浦項(ポハン)・慶州(キョンジュ)空港へ向かっていたLJ659便は、飛行中に技術的異常を検知し、金浦空港へ引き返して緊急着陸を行った。
韓国空港公社などによると、同機は21日午前9時頃に離陸し、飛行中に高度計の異常警告メッセージを感知した。その後、午前10時頃に金浦空港に着陸した。当時、機内には乗客42人が搭乗していたが、幸い負傷者は確認されていない。
ジンエアー側は「高度計システムの異常メッセージを確認した操縦士が、管制当局に緊急事態を宣言し、緊急着陸を決定した」と説明している。