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2025年04月01日火曜日
ホームトレンド一人目を身ごもってからさらに妊娠?世界的にも極めて稀な「過剰受胎」で28歳女性が経験した喜びと悲しみ

一人目を身ごもってからさらに妊娠?世界的にも極めて稀な「過剰受胎」で28歳女性が経験した喜びと悲しみ

引用:デイリー・メール
引用:デイリー・メール

アメリカのある20代女性が、妊娠中に別の胎児を妊娠するという事例が公開され、注目を集めている。

イギリスのデイリー・メールによると、テイラー・ヘンダーソン氏(28)は、妊娠8週目の超音波検査で、2人目の胎児を妊娠していることが判明したという。

その過程で、6週目の新たな胎児が発見され、大きさの異なる2人の胎児が、子宮内で成長していることが確認された。

テイラー氏は「過剰受胎(Superfetation)」と診断された。過剰受胎は極めて稀な現象で、世界でも10例程度しか報告されていない。

彼女は「1人目の胎児は8週間前に、もう1人は6週間前に妊娠した」と説明した。

過剰受胎を知ったテイラー氏は「新たに妊娠したことに全く気づかなかった」と述べ、この驚くべき出来事をSNSで共有した。

昨年10月、先に妊娠した胎児は無事に産まれたが、残念ながらもう1人の胎児は早産となった。テイラー氏は「胎児は順調に成長していたが、突然心拍が停止し、成長が止まった」と語った。

現在、テイラー氏は万が一に備えて子宮内避妊具を装着している。過剰受胎とは、2人の胎児を1つの子宮内で異なる時期に妊娠する現象を指す。

最初の受精から数日または数週間後に、2回目の受精卵が子宮に着床することで起こる。

通常、受精してから再び妊娠することはない。ホルモンの変化により排卵、受精、着床が抑制されるためだ。

引用:Getty Images*この画像は記事の内容と一切関係ありません
引用:Getty Images*この画像は記事の内容と一切関係ありません

過剰受胎の原因はまだ解明されていないが、これまでの事例はすべて体外受精(IVF)を受けた女性に起こっている。

過剰受胎で生まれた胎児は技術的には双子とみなされるが、子宮内での成長期間が異なるため、発達段階にも差が生じる。

先に妊娠した胎児のほうが早く成長する傾向にある。2022年にオーストラリアで、ある30代の女性が最初の妊娠から18日後に2度目の妊娠をしたという事例が報告された。

この女性は、性別の異なる2人の子どもを問題なく出産したが、第1子が吸引反射ができるようになった頃、第2子はまだ寝返りもうてない状態だった。

一方で、今回の事例のように後から妊娠した胎児は早産となるリスクも高いとされている。女性が複数の胎児を同時に妊娠している状態を「多胎妊娠」と呼ぶ。

多胎妊娠には双子や3つ子などがあり、一卵性双生児は1つの受精卵が分裂して形成され、二卵性双生児は2つの卵子がそれぞれ受精することで形成される。

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