
ニシキヘビの死骸を縄跳びに使う子供たちの映像が物議を醸している。
10日(現地時間)、インドの英字メディア「インディアトゥデイ」の報道によると、オーストラリアのクイーンズランド州ウーラビンダで、かなり異色な遊びに興じる子供たちの姿が目撃された。
子供たちは普通の縄ではなく、死んだニシキヘビを使って縄跳びをしていたとのこと。

報道と同じ10日、「オーストラリア先住民の子供たちがニシキヘビの死骸を縄として使用」という内容の動画がSNSに投稿された。
映像には、2人の子供がニシキヘビの両端を掴んで大きく振り回し、別の子供がその真ん中でジャンプしながら縄跳びを楽しむ様子が映っている。

問題のニシキヘビが本当に死んでいたのかは不明だが、動画内でもがく様子は見られなかった。このヘビの死因は現時点で明らかになっていないものの、オーストラリア固有種の「ブラックヘッドパイソン(Black-headed python)」と見られている。
とはいえ、生きた動物でなくても、動物の死骸をこのような形で扱うことに疑問の声が上がっている。
ネット上では「子供たちはただ遊んでいただけ。動物はすでに死んでいたから、傷つけてはいない」「問題ないでしょ。誰も怪我してないし」と子供たちを擁護する意見が出る一方で、「さすがに蛇の死骸で遊ぶのはないわ」「かなり危険な行為」「これのどこが許されるの?」と批判的な声も多数上がっている。

この一件についてオーストラリア当局は調査に乗り出す構えで、生きているか死んでいるかにかかわらず、動物を尊重するよう呼びかけている。