「味」だけを楽しむ竹串が、中国で話題
中国のあるレストランに登場した「辛い竹串」が注目を集めている。
最近、「新華社通信」などの現地メディアによると、中国湖南省のあるバーベキューレストランでは、辛い調味料をつけた竹串50本を10元(約206円)で販売している。
このレストランで提供される竹串は、木の串にネギや唐辛子粉などの調味料を塗り、軽く焼いて提供される。

特徴的なのは、客がこの竹串を食べるのではなく、串に付いた調味料の風味だけを味わうという点だ。
この独特な料理を開発したマー店主は「お客様は竹串を食べるのではなく、風味を楽しむのです」と説明し、夜食を求める女性客向けにこのメニューを考案したと明かした。
このメニューは、カロリーを気にせずに楽しめるのが特徴だという。
驚くべきことに、このメニューはビジネス面で高い収益性を示している。串50本を10元(約206円)で販売すると、材料費を差し引いても約4〜5元(約82円〜103円)の純利益が出るという。
マー店主はSNSを通じて、口コミでレストランの評判が広まり、毎日100人分以上を販売し、客数も以前より30%増加したと報告している。
ある顧客は、ダイエット中にこの竹串を楽しみ、風味を増すためにマスタードを追加して食べたと語った。