代表的なファストフードで、ダイエット中には避けるべきとされるハンバーガーやフライドポテト。しかし、中国のマクドナルドには、食事をしながら同時に「運動」までできるユニークなスペースが存在する。

中国のマクドナルドが持続可能な環境保護や顧客体験の向上を目的にした「自家発電バイク型座席」は、2022年に一部店舗に設置された。
この自家発電バイクは「アップサイクル・フォー・グッド(Upcycle for Good)」プロジェクトの一環として導入されたもので、廃プラスチックを再利用して作られているという点が特徴だ。ペダルを漕ぐと電気が発生し、スマートフォンなどの電子機器を充電することも可能だ。
ファストフードを楽しみながら運動もできるというユニークなコンセプトは、健康と環境の両方に配慮した試みとして高く評価された。


このシステムは当時、広東省と上海にある2つのマクドナルド店舗で試験運用され、実際に訪れた利用者たちは「運動しながらハンバーガーを食べられるなんて!」「もっと多くの店舗にも導入してほしい」といった好意的な反応をSNSに投稿した。TikTokやWeiboなど中国のソーシャルメディアでは、バイクを漕ぎながら食事をする姿が大きな話題を呼んだ。
マクドナルド関係者は当時、「ファストフード業界においても、持続可能性を意識した新たな取り組みが求められている」と述べ、「顧客の反応を見ながら、今後、他店舗への拡大を検討する」とコメントしていた。
しかし、2024年現在、運動しながら食事を楽しめるバイク型座席が今も運用されているのかどうかについて、公式からの発表は出ていない。
当時の導入が単なるマーケティング施策にとどまらず、ファストフードと健康の両立を目指す実験的なアプローチだったことから、今後中国のマクドナルドが再びこのような試みを打ち出すかどうかに注目が集まっている。