アメリカのある女性が8,350万ドル(約126億円)相当の宝くじに当選したものの、当選から10日後に関連法案の変更が立法議論され、1ヶ月以上も当選金を受け取れない状況に陥っている。
米NBCニュースは先月、テキサス州で8,350万ドル(約126億円)相当の宝くじに当選した女性が、現在まで賞金を受け取れていないという事情を報じた。
テキサス州宝くじ委員会によると、この女性は先月17日に抽選が行われた宝くじの当選者だという。女性はすでに当選を申告しており、通常は申告から3日以内に支払いが完了する。しかし、その間に「オンライン宝くじ購入禁止法案」が可決され、当選金の支払いが滞っている状況だ。
女性は宝くじ宅配サービスアプリ「ジャックポット」を通じて宝くじを購入した。このサービスは、顧客がアプリで宝くじを選択・決済すると、従業員が実際に店舗で購入し、その画像を顧客に送信する仕組みだ。実物の宝くじは抽選まで会社が保管する。
このアプリは利便性を売りに米国内の複数の州で人気を集めている。当選女性も「アプリで20ドル(約3,003円)を使って宝くじを購入した」と述べ、「直接店舗に行くよりもアプリの方が便利で安全だと考えてこの方法を選んだ」と説明した。
さらに「以前もこのアプリで宝くじを購入し、当選した際には問題なく賞金を受け取れた。今回、受け取りに支障が出ていることに驚いている」と語った。
問題の発端は、テキサス州上院が先月27日、オンラインでの宝くじ注文を受け付ける宅配サービスを禁止するという法案を可決したことだ。この法案は現在、下院委員会に付託されている。さらに、当選宝くじの抽選から1週間後、テキサス州宝くじ委員会は宅配サービスを通じた宝くじ購入が違法であると発表した。
テキサス州宝くじ委員会は、新たな方針が女性に遡及して適用されるかどうかについては明言していない。ただし、女性の宝くじ購入方法について調査を進めており、状況次第でスケジュールが変更される可能性があるとしている。