
高級ブランドのバレンシアガが、テイクアウト用紙コップ型のバッグに約80万円超の価格を付け、物議を醸している。
1日(現地時間)、米ニューヨーク・ポストは、バレンシアガが最近発売した「9AMコーヒーカップクラッチバッグ」について、ファッション通の間でも批判の声が上がっていると報じた。
この高級バッグはテイクアウト用コーヒーカップの形をしており、特別な模様はなくバレンシアガのロゴのみが刻まれている。子牛革製で、価格は5750ドル(約84万円)だ。
アマゾンの会長であるジェフ・ベゾスの婚約者で元記者のローレン・サンチェスが、最近ロサンゼルスで会議に出席した際にこのバッグを持っている姿が目撃され、話題を呼んだ。
ネットユーザーからは「金持ちを馬鹿にしているのでは」「面白いバッグは好きだが、これはバカみたい」「ストラップもない、ただのカップをバッグと呼べるのか」「うっかりゴミ箱に捨ててしまいそう」「6000ドル(約87万円)を無駄にする方法は色々ある」など、大半が否定的な反応を示した。


バレンシアガが日用品に似たファッションアイテムを発売し物議を醸すのは、今回が初めてではない。
昨年は、バレンシアガのロゴが印刷された梱包テープを「テープブレスレット」として約43万円で、空のポテトチップス袋型の財布を約24万円で販売した。
また、2017年には腰にタオルを巻いたような「タオルスカート」を約12万円で販売し、嘲笑を買ったこともある。