釜山の地下鉄で「ベルト着用」のおばあさん..「足を開くと見苦しいから」
ある高齢者が、公共の場で他人に迷惑をかけないためにとった行動が、感動を呼んだ。
今月5日、地下鉄利用者のA氏は自身のSNSアカウントで、その日車内で出会ったおばあさんについて語った。
A氏は「釜山(プサン)で地下鉄に乗ったら、前に座ったおばあさんが座るなりベルトで足を縛っていた」と投稿し、見る人の関心を集めた。

さらに「(おばあさんに)なぜそうするのか尋ねたら、『足が開くと見苦しいと思われるかもしれないから』とおっしゃっていた」と付け加えた。
公開された写真には、地下鉄の座席に座るおばあさんが、青いベルトで両足をきちんと揃えている姿が写っていた。
おばあさんの配慮のおかげで、両隣の乗客はより快適に目的地まで移動することができた。
これに感動したA氏は「どこでも平気で足を広げる世の中で、考え直させられ、許可を得て写真を撮った」と明かした。
またA氏は「姿勢も良く、おばあさんの年齢が気になって伺ったら86歳とのことだった。日頃から自己管理をしっかりされているようだ」とし、「このように(ベルトで)縛ることで、O脚の予防にもなるそうだ」と伝えた。
A氏の投稿を見たネットユーザーは「おばあさんの足元にきれいに置かれた多肉植物もとてもかわいい」「飛行機でも、他人に迷惑をかけたくなくてそうする人がいる」「おばあさん、本当に素敵だ」「とても心の深い方だ」など、様々な反応を示した。
