水族館に行きたいと言った息子を、水産市場に連れて行った母親のユニークな発想がネット上で笑いを呼んでいる。
今月4日(現地時間)、ベトナムメディア「afamily」によると、ある女性が水族館に行きたがる息子を近所の新鮮な海産物が並ぶ水産市場へ連れて行ったという。

母親に「水族館に遊びに行きたい」とおねだりした息子だったが、到着したのは水族館ではなく、近くの市場だった。そこには生きたエビやさまざまな魚が水槽の中で泳いでいた。
息子は少し驚きながらも、間近で動く魚や海産物を見て楽しそうな様子だった。
市場の商人たちも興味津々にあたりを見回す男の子を可愛がり、直接手で触れさせてあげるなど温かく迎えた。
この日、水族館の代わりに市場を訪れた男の子は、水槽に閉じ込められた魚ではなく、まさに「生活の場」に生きる海産物を五感で体験することができた。
このエピソードにネットユーザーは「子どもは水族館を期待していたのでは」、「倫理的に水族館よりいいかも」、「ユーモアのあるお母さんだ」といったさまざまな反応を見せた。
専門家によれば、市場は単なる楽しい体験にとどまらず、子どもが社会や身の回りの世界について学ぶ貴重な機会になるという。