アメリカのシャネル・タッパーさん(34)が、驚異の舌の長さ9.75cmで「世界一長い舌を持つ女性」のギネス世界記録保持者として注目を集めている。
先月31日(現地時間)、ギネスワールドレコーズ(Guinness World Records)は公式サイトとSNSを通じて、タッパーさんの記録を改めて紹介した。
彼女は2010年に「世界で最も長い舌を持つ女性」として初めて登録して以降、記録保持者の座を守り続けている。舌の先端から唇までの長さはなんと9.75cmだ。成人女性の平均的な舌の長さをはるかに上回る。

タッパーさんの特異性は、単なる長さだけにとどまらない。その長い舌をまるで「手」のように自由自在に使いこなすという。
ギネスが公開した映像では、タッパーさんが舌で鼻の先を触るのはもちろん、あご先にまで舌を伸ばしたり、舌でジェンガをしたりスプーンを持ち上げたりする姿も確認できる。
タッパーさんは「舌でできる小さな楽しいことを見つけるのが好き」と語り、「常識を壊すようなことが楽しい」とも話した。特に、「私の舌を見た人が悲鳴を上げるのを見るのが一番面白い」と笑顔を見せた。
また彼女は昨年、イタリアのファッションブランド「ディーゼル」の広告にも登場した。舌を青く塗ったビジュアルが話題となった。
一方、「世界一長い舌を持つ男性」部門の記録保持者はアメリカのニック・ストーベールさんで、舌の長さは10.1cmに及ぶ。
ギネスによると、舌の長さには遺伝的な要因が大きく関与しており、タッパーさんのようなケースは非常に珍しいという。
長い舌は単なる好奇心の対象にとどまらず、発音や食事の仕方などにも影響を及ぼす、非常にユニークな身体的特徴といえる。