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2025年04月15日火曜日
ホームトレンド知ってた?「ジブリ」の正しい発音は「ギブリ」だった…アルトマン氏の動画投稿で浮上した意外な由来

知ってた?「ジブリ」の正しい発音は「ギブリ」だった…アルトマン氏の動画投稿で浮上した意外な由来

日本語でも英語でもない「ジブリ」

イタリア語の「ギブリ」に由来

「アニメ業界に旋風を巻き起こす」

引用:X(旧Twitter)
引用:X(旧Twitter)

OpenAIの最高経営責任者であるサム・アルトマンが「ジブリ風」に描いた自身のAI画像をオンラインに投稿し、著作権問題が浮上している。スタジオジブリは『となりのトトロ』や『ハウルの動く城』などの世界的な作品を生み出し、日本でも馴染みが深い。では、日本語でも英語でもない「ジブリ」という名称はどこから来たのか。

ジブリは漫画家の宮崎駿さん、鈴木敏夫さん、高畑勲さんが1985年に設立したアニメーション制作会社だ。スタジオ名を検討する中、宮崎監督が「イタリアのサハラ軍偵察機の愛称が『ジブリ(ghibli)』だ。これにしよう」と提案した。高畑監督が「発音は『ギブリ』ではないか」と指摘したが、宮崎監督は「イタリアの友人がジブリと言った」と主張し、「ジブリ」に決まった。後に正確な発音は「ギブリ」だったと判明したが、すでに「ジブリ」として広く知られている状況だった。

イタリア語の「ギブリ」は「砂漠の砂嵐」を意味し、「アニメ業界に新風を吹き込む」という意味が込められていたという。「ギブリ」はもともとアラビア語に由来し、リビアの人々が南部サハラ砂漠から吹き付ける熱風を「キブリ」と呼んだことから来ている。イタリアの高級車ブランド、マセラティの代表的セダンの名称もギブリだ。

第二次世界大戦中、父親が日本軍の戦闘機部品生産会社を経営していた宮崎監督は、軍用機に関する豊富な知識と愛着があることで知られる。豚のパイロットが登場する『紅の豚』、飛行機設計士が主人公の『風立ちぬ』など、多くの作品に彼がデザインした精巧な戦闘機や軍艦が登場する。しかし宮崎監督は「飛行機は好きだが、それが破壊の道具として使われるのは嫌だ」と述べ、一貫して反戦メッセージを発信してきた。

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