
小学生の娘の友人に強制わいせつ行為を行い、裸の写真を撮影したとされる40代の男性に実刑判決が下された。
9日、韓国・法曹界の関係者によると、清州(チョンジュ)地裁刑事第11部(テ・ジヨン部長判事)は、未成年者に対する準強制わいせつ等の容疑で拘束・起訴されたA被告(46)に対し、懲役7年を言い渡したという。
裁判所はA被告に対し、7年間の児童・青少年・障がい者関連施設への就業禁止と、80時間の性暴力加害者向け治療プログラムの履修も命じた。
A被告は昨年7月、清州市内の自宅や車内で、小学生の娘の友人Bさん(12)の身体を触るなど、4回にわたり強制わいせつ行為を行った容疑で起訴された。
さらにA被告は、携帯電話を使って4回にわたりBさんの裸の写真を撮影し、不法所持していた容疑も併せて問われている。
調査の結果、BさんはA被告の娘と同じ小学校に通っている友人であり、A被告は娘が塾に行っている間、自宅でBさんと2人きりになった隙に犯行を行ったとされている。
A被告は、法廷で「愚かな判断により、被害者とそのご家族に大きな苦しみを与えてしまった。申し訳ない」と謝罪し「苦しんでいる妻と子どものためにも、これからは誠実に生きていこうと思う」と寛大な処分を求めたという。
裁判所は「被告人は被害者から許しを得ておらず、被害者側は厳罰を求めている」としながらも「被告にこれまで刑事処罰の前歴がない点を考慮した」と量刑理由を説明した。