
自身の10代の教え子と性的関係を持った容疑で起訴されたアメリカの40代女性教師が、罪を認めたことが明らかになった。一方で、離婚訴訟では「夫に放置されていた」と主張しているという。
9日(現地時間)米紙「ニューヨーク・ポスト」などは、アメリカ・オハイオ州シンシナティにあるセント・ザビエル高校の教員エミリー・ナトリー被告(43歳)が、7日に開かれた裁判で自身に対する2件の性的暴行容疑について容疑を認めたという内容を報じた。
検察によると、エミリー被告は学力支援プログラムの責任者として勤務していた際、同プログラムに参加していた男子生徒と不適切な性的関係を持ったという。被告は、18年間にわたり同校のスクールカウンセラーとして勤務していた。
エミリー被告は、自身のオフィスでこの男子生徒に対し不適切な行為を行い、さらに裸の写真や露骨な性的メッセージを送っていたという。また、生徒が関係を終わらせようとした後も、連絡を取り続けていたとされている。
こうした関係は、学校による内部調査で明らかになった。その後、学校側は直ちにエミリー被告を警察に通報したという。関係が始まったのは2023年で、当時この生徒は17歳だったことが判明し、人々に大きな衝撃を与えた。
エミリー被告が容疑を認めたのは、離婚手続きが進められているさなかのことだった。裁判所によると、夫のジョナサンさんは、被告が教え子との関係で起訴された数週間後の昨年11月に離婚を申し立てたという。
被告は離婚訴訟に対する答弁書上で、夫が夫婦としての責任を果たしていなかったと主張しており、また、夫の「極度の冷たさ」を指摘しながら、問題の一因は夫にもあると訴えている。また、被告は昨年10月に解雇された
エミリー被告は、6月に予定されている判決で実刑が言い渡された場合、最長で10年の懲役刑を受けることになる。ハミルトン郡の検察によると、被告はオハイオ州の性犯罪者登録リストにも登録される見通しだという。