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2025年04月15日火曜日
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麻薬密売600億ウォン…「韓国人麻薬王」タイ潜伏先からついに強制送還!

引用:韓国・警察庁
引用:韓国・警察庁

韓国警察庁は11日の午前、仁川国際空港を通じて、麻薬密売組織の元締めである韓国人のA被告を送還したと発表した。A被告はタイを拠点に麻薬密売組織を立て、2022年10月から2024年11月の間に覚醒剤とケタミンなど600億ウォン(約59億2,114万円)相当の麻薬類を密輸し、韓国で流通・販売した容疑を受けている。

A被告は韓国人とタイ人などで構成された多国籍の運び屋を通じて、身体部位に麻薬類を隠し、航空便で持ち込むという手口を用いていた。この犯罪行為は、韓国の警察庁が2023年7月にインターポールの国際手配を受け、A被告を「核心」等級の国外逃亡被疑者として指定したことから本格的な捜査が始まった。韓国警察庁は韓国国家情報院(国情院)と共に海外の情報を収集・分析し、A被告の組織に対する捜査を進めた。

特に韓国警察庁の基金事業である「国外逃亡被疑者の合同検挙作戦(INFRA-SEAF)」や「マヤク(MAYAG)」などを通じてインターポールの事務総局と連携し、タイで主要な勧誘役を逮捕して韓国内に送還するなど、A被告に対する包囲網を狭めていた。

その後、韓国警察はタイと合同の追跡チームを編成し、昨年11月にバンコクから約500km離れたタイの「コーンケン県」にA被告が身を隠していることを確認した。長時間の潜伏と追跡の末、同月19日にA被告の身柄を確保することに成功した。

韓国警察庁は国情院からA被告の釈放試みの情報を入手し、警察駐在官を通じて即時、釈放阻止措置を講じた。バンコクの外国人収容所(IDC)および入国管理局と緊急交渉を行い、強制退去の命令書を確保。その後、現地の入国管理局および在タイ韓国大使館と協力してA被告を韓国に送還した。

韓国警察庁のイ・ジュンヒョン国際協力官は「今回の事件は韓国とタイの両国が麻薬撲滅という共通の目標を持ち、重要な麻薬犯罪者を最後まで追跡して逮捕した成功事例だ」と述べ、「今後も国民の法感情を考慮し、犯罪を犯して逃亡した被告の逮捕と送還、麻薬類の密輸阻止を継続して推進していく」と語った。

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