「ワニの口を素手で」…愛犬を救った女性
散歩中にワニに頭を噛まれた愛犬を救うため、素手でワニの口を開けた女性の驚くべき話が伝えられた。
2日(現地時間)、スペクトラムニュース(Spectrum News)など海外メディアによると、米国フロリダ州在住の教師スペンサー(Spencer)氏は、事故当時愛犬コナ(Kona)と近所の川辺を散歩していた。
いつもと変わらず平和だったその日、突然川から180cmを超えるワニが現れ、二人に近づいてきた。そして、ワニは大きく口を開け、コナの頭と上半身に噛みついた。

この時スペンサー氏は、コナをしっかりと咥えて川に引きずり込もうとするワニの背中に飛び乗り、その顎を素手で掴んで全力で開いたという。
スペンサーは普段からワニや蛇を最も恐れていた。しかし、愛犬が巨大なワニに襲われる危機的状況に直面し、自分よりも大きなワニと戦う勇気が湧いたようだ。
この日、素手でワニの口を開けて愛犬を救出したスペンサーのおかげで、コナは命を取り留めることができた。
スペンサー氏は、愛犬をワニの口から引っ張り出す過程で両手を噛まれ、簡単な縫合手術を受けた。
その後スペンサー氏は「(ワニに)愛犬を連れ去られずに済んだ。それだけだ」と述べ、「あの時何かあったら、私は生きていられなかっただろう」と当時を振り返った。

さらに彼女は人々に「ワニには近づかないようにすべきだ。近寄ったり餌を与えたりしてはいけない」と警告した。
現在、地域当局はコナを襲ったワニを捕獲するため、ワニ捕獲器を設置したと伝えられている。