3年間止まらなかった生理、原因は子宮奇形
海外女性の3年間続いた生理の原因が子宮奇形だったことが判明し、話題を呼んでいる。

9日(現地時間)、「ニューヨーク・ポスト」などの海外メディアによると、TikTokerのポピーさんは約3年前から長期間にわたる出血に悩まされていたという。最初に病院を受診した際、医師からは「1週間ほど様子を見るように」と言われたが、出血は止まらなかった。
彼女は2回目の受診で多嚢胞性卵巣症候群と診断された。この病気は卵巣に複数の小さな嚢胞ができる女性特有の疾患として知られているが、医師は出血の直接的な原因ではないと述べた。
また、持続的な吐き気や頭痛などの症状も併発しており、出血が続くため、毎日生理用品を使い続けなければならず、経済的な負担も大きかったという。その後、さらに詳しい検査を受けるために病院を再訪したが、正確な原因は特定されなかった。
彼女は「誰も私の出血の原因がわからなかった」と述べ、精神的にも追い詰められていったという。
出血が始まってから1,000日近くが経過した頃、ポピーさんはフォロワーからの助言をきっかけに、ようやく原因を突き止めることができた。それは双角子宮という先天的な子宮奇形だった。
双角子宮は子宮の上部が左右に分かれ、角が2つあるような形状をしており、女性の5%未満に見られるとされる。多くは無症状だが、まれに長期間の出血や骨盤の鈍痛、性交時の痛みを引き起こすことがある。

現在、ポピーさんは子宮の形を矯正する手術を検討中だ。
一方、子宮奇形は胎児の発育過程で生殖器の形成が正常に進まなかった場合に起こり、妊娠の際、早産や流産のリスクが高まる可能性があるため、適切な治療が求められる。
さらに、双角子宮のような子宮奇形は早期発見と管理が重要であり、定期的な婦人科検診によって異常を早期に見つけ、速やかに対応することが望ましい。