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2025年04月20日日曜日
ホームトレンドホームレスに廃棄サンドイッチ配布で解雇...30年の功労者がたどった信じがたい末路

ホームレスに廃棄サンドイッチ配布で解雇…30年の功労者がたどった信じがたい末路

ホームレスに廃棄予定のサンドイッチを配布…30年勤務の職場で解雇

売れ残りで廃棄予定だったサンドイッチをホームレスに配布したことを理由に、解雇されたフランス人の話が伝えられた。

14日、フランス3の報道によると、南部マルセイユ・プロヴァンス空港で30年間勤務していたA氏は先月、規則違反を理由に解雇されたという。

A氏は、世界中の空港や駅でスターバックスやプレタ・マンジェなどさまざまな外食ブランドを受託運営するSSPグループの社員として、マルセイユ・プロヴァンス空港でカウンター業務や飲料製造を担当していた。

A氏は30年間の勤務中、午後8時頃の交代勤務終了時に、スターバックスやプレタ・マンジェで売れ残って廃棄予定のサンドイッチや食品を回収し、空港のホームレスに配布していたという。時には、清掃スタッフや警備員にも渡していたことが明らかになった。

しかし、本社側はこれを問題視し、先月A氏を解雇した。SSPグループの人事担当者は「いかなる従業員も廃棄予定の食品を勝手に持ち出す権利はない。これらの商品は廃棄物処理容器に廃棄し、すべての損失は発生当日に在庫管理システムに記録されなければならない」と述べ、A氏の規則違反による解雇は妥当だとの立場を示した。

A氏は「自身の行動が規則違反だとは考えもしなかった」と述べ、労働委員会に異議を申し立てたという。

彼は、「自分の行動は、空港内の防犯カメラ(CCTV)が設置された公共の場で行われ、常に透明性が保たれていた」と主張した。さらに「空港運営責任者も上司もその事実を知っていた」とし、「残飯は、空港外の別のゴミ箱に捨てるべきだが、その場合コストが発生するため、上司もホームレスへの食品配布を止めなかった」と説明した。

A氏は「突然の解雇に大きなショックを受けた。もう眠れないし、空港にも入れない」と訴えた。それでも「(ホームレスや他の従業員に)食品を配布した行為については誇りに思っている」と語った。

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