米国ホワイトハウスがイスラエル軍のガザ地区爆撃について「ハマスがアルシファ病院など一部の病院を軍事作戦及び人質を隠すために利用しているという情報がある」と明らかにした。
14日(現地時間)、ロイター通信、ABCニュースなどによると、ジョン・カービー米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)戦略コミュニケーション調整官はこの日、エアフォースワン機内で行われたブリーフィングでこのように述べた。
カービー調整官は「ハマスがアルシファ病院を軍事拠点として使用しているという情報を持っている」とし、「これは戦争犯罪だ」と述べた。
その上で、カービー調整官は民間人保護の必要性についても強調した。カービー調整官は「我々は無実の人々がいる病院で交戦が行われるのを見たくない」とし、ハマスのこのような行為が民間人を保護しなければならないイスラエルの責任を軽減するものではないとした。
カービー調整官は、ハマスに抑留されている人質の解放のための交渉が域内のカウンターパートと活発に行われていることを明らかにした。ただし、彼はハマスとイスラエルの人質解放交渉が妥結に近づき、そのために5日間の一時休戦が行われるというワシントンポスト(WP)の報道については具体的な言及を避けた。
カービー調整官は「明らかなことは、私たちがハマスに利益をもたらす停戦(ceasefire)を支持しているわけではない」とし、「私たちはイスラエル軍が推進している人道的な交戦の中断を支持している」と説明した。
現在、ハマスはガザ地区の35の病院のうち25がイスラエルの攻撃で運営されていないと明らかにした。ロイターは「アルシファ病院の包囲事態は、イスラエルの最も近い同盟国である米国に(人道的支援に対する)警告を与えている」と伝えた。
イスラエルは病院周辺にハマスの拠点があるとして、包囲の事実を否定した。イスラエルは自国軍が内部の人々に脱出路を許可していると説明した。ただ、病院関係者らは、出ようとする人々に発砲するだろうと反論した。