韓国のゲーム会社・KRAFTON傘下のクリエイティブスタジオ、ReLU GamesがAIゲーム『魔法少女可愛いラブリーずきゅんどきゅんばきゅんぶきゅんルルピン(以下、魔法少女ルルピン)』をグローバルゲーム配信プラットフォーム・スチームにてアーリーアクセスリリースした。韓国語、英語、日本語が公式にサポートされる。
魔法少女ルルピンは、少子化により魔法少女が不足している仮想の大韓民国で展開される「音声」役割シミュレーションゲームである。主人公の「キム部長」はReLU保険社営業部の部長で、普通の中年男性だが、実は溢れる魔力の所有者であるという設定だ。偶然魔法少女に選ばれたキム部長は、悪者たちと魔法で戦い、勝利して平和をもたらす役割を果たさなければならない。
魔法少女ルルピンは、ユーザーがマイク入力装置に声を出して魔法の呪文を唱え、対戦相手と戦う方式でゲームを進行する。ReLU Gamesが自社開発したAI音声認識技術は、声の大きさ、発音、感情などを総合的に評価し、結果値を呪文のダメージとして計算する。より多くのダメージを与えて対戦相手の精神力を先に尽きさせれば、戦闘で勝利することができる。
ストーリーに沿って行うシングルプレイモードと、他のユーザーと1対1で戦闘を展開できるマルチプレイモードをサポートする。マルチプレイモードは、二人のユーザーがオフラインで一つのコンピュータで一緒に楽しむか、オンライン招待方式でプレイすることができる。
魔法少女ルルピンは、3人の開発チームがAI技術の効率性と開発者の創造力の調和により、内部デモバージョンまで1ヶ月という短期間で開発したゲームである。ゲーム内のすべてのグラフィック要素は生成型AI技術を使用し、1人の開発者が制作を担当した。
魔法少女ルルピンは、アーリーアクセス期間中、ユーザーからの様々なフィードバックを基に新エピソードの追加、サポート言語の追加、便利機能の強化など、継続的な改善を通じて今後正式にリリースする予定である。
ReLU Gamesの関係者は、「逆説的な情報は衝撃とともに笑いを伴うという発想で、一般的な魔法少女とは全く異なる外見の主人公、現実的な設定と非現実的な設定の不和など、ゲーム内に逆説的な情報をたくさん詰め込んだ」と述べ、「ユーザーは魔法の呪文を唱える自分の見知らぬ姿を見ながら、忘れられない衝撃とともに楽しい笑いを経験するだろう」と語った。