毎年恒例の「世界で最も醜い犬コンテスト」で、ペキニーズ犬の「ワイルド・サング」が優勝した。
22日(現地時間)、複数の海外メディアによると、21日にアメリカ・カリフォルニア州ペタルーマで「世界一醜い犬コンテスト(World’s Ugliest Dog Contest)」が開催され、8匹の犬が優勝を目指し、それぞれの「ユニークさ」を競った。出場した犬のほとんどは保護施設にいたところを引き取られた犬だという。
34回を迎えた今大会では、8歳のワイルド・サングが5回目のエントリーでついに優勝を果たした。
ワイルド・サングのユニークな外見は、ジステンパーという子犬の生命を脅かす危険なウイルスに生後10週で感染したことにより生まれたものだ。病気のせいで歯が生えなくなり舌が垂れ下がった状態になり、さらに右前足には筋肉障害もあるという。
ワイルド・サングは優勝賞金として5,000ドル(約80万円)を手にした。
この大会には「血統がペットを定義するものではない。すべての犬を特別でユニークにしている欠点をもたたえる」というメッセージがこめられており、タレントや人権活動家、カリフォルニア州の財務長官などが審査員を務めている。
準優勝には初出場の14歳のパグ犬「ローマ」が、3位には2歳の時に歯と毛、視力を失った状態で路上で救助された14歳の雑種犬「デイジーメイ」が入賞した。