同性愛者のカップルに養子として引き取られた新生児
何者かに車に置き去りにされ熱中症で死亡
生後2ヶ月でこの世を去る悲劇
同性愛者のカップルに養子として引き取られた新生児が何者かに車内に置き去りにされ、死亡するという痛ましい事故が起きた。
24日(現地時間)、イギリスの日刊紙「Daily Mail(デイリー・メール)」によると、13日深夜24時20分頃、アメリカ・サンディエゴの住宅街でSUV車内の後部座席に置き去りにされた生後2ヶ月の新生児の女児が意識がない状態で発見された。
数時間にわたり車内に放置されていた女児を家族が発見し、急いで病院に搬送されたものの残念ながら助かることはなかった。
当時、外部の気温は21度だったが、学術調査によると気温21度の場合にも車内の温度はわずか30分で40度、1時間も経つと46度まで達することがあるとされており、死因は熱中症と推定されている。
サンディエゴの保安官事務所では現在、女児が車内に放置された経緯と誰が置き去りにしたのかなど、調査を行っている。
同性愛者のカップルであるローマー(Romer)とジェイソン・ディ・ロス・サントス(Jayson De Los Santos)は、アリゾナ州の病院で初めて女児と面会し、4月に養子に迎えいれたが、わずか2ヶ月後に息を引き取るという悲劇的な結果となってしまった。
二人は20年以上一緒に暮らしており、2008年には結婚もしている(*カリフォルニア州では2008年に短期間だけ同性婚が認められたが、その後2013年まで再び禁止されていた)。女児は2人目の養子で、養子縁組前にはSNSに「息子に妹ができた。幸せな思い出いっぱいで育つことを願う」と投稿していた。
また、病院で女児を抱く家族写真も公開され、人々の涙を誘っている。