インドネシアで体長10mのニシキヘビの消化管内で女性の遺体が発見された。1カ月以内に同様の事件が2件発生したことになる。
AFP通信やなどのメディア報道によると、今月3日(現地時間)、南スラウェシ州に住むシリアティさん(36歳)が病気の子どもの薬を買うため前日(2日)に出かけた以来、行方不明になっていることがわかった。家族が捜索した結果、この女性はニシキヘビの消化器官の中で死亡しているのが発見されたという。
シリアティさんの夫、アディアンサさん(30歳)は、自宅から約500m離れた場所で彼女のスリッパとズボンを発見した。その後間もなく、道路でヘビに遭遇したという。
アディアンサさんは、このニシキヘビの「非常に大きな腹」に疑問を持ち、村人たちの協力を得てこの蛇を解剖した。
アディアンサさんの疑いは現実となった。現地メディアによると、アディアンサさんと村人たちが蛇の頭を切り落とし、尾を逆さにすると、ヘビの胃の中からシリアティさんの遺体が出てきた。
この夫婦は、3歳の末っ子を含む5人の子供を育てていた。
AFP通信は「こうした事件の発生はまれだが、近年、人間がニシキヘビに食べられる事例が複数発生している」と伝えた。
先月には、南スラウェシ州の別の地域で一人の女性がニシキヘビの体内で死亡した状態で発見された。昨年には、ある農民の首を絞めて食べた8m長のニシキヘビが住民によって殺される事件も発生した。