2023年、韓国に「パンダブーム」を巻き起こした主役、パンダのフーバオと飼育員を務めていたカン・チョルウォン飼育員が、フーバオが韓国を去ってから92日後、中国で再会を果たした。
5日、フーバオが韓国で過ごしたテーマパーク「エバーランド」は、「カン飼育員は、4、5日の2日間にわたり中国の臥龍(ウーロン)中国パンダ保護研究センターを訪れ、フーバオに再会した」と発表した。
「別れ」から92日後にフーバオと再会したカン飼育員は、フーバオが生活する施設を見回りながら、フーバオの名前を呼んで声をかけた。
フーバオはカン飼育員の声に反応して近づいてくるなどカン飼育員を認識しているような様子だったという。
カン飼育員は、「フーバオの生活環境を直接見ることができたが、とてもよい環境だった」とし、「現地の飼育員たちがフーバオをとても気にかけている姿も見て安心した」と述べた。
また、「当然信じてはいたが、フーバオが新しい環境にちゃんと適応している姿を見て、誇らしい」とし、「今後も機会があればフーバオに会いに来たい」と付け加えた。
フーバオは2020年7月20日に韓国内初の自然繁殖により生まれたジャイアントパンダで、韓国中にたくさんのファンを生んだが、4月3日に中国の成都へ返還された。返還時、カン飼育員は母親の喪に服していたにもかかわらず、フーバオが中国の生活にスムーズに適応できるよう中国へ同行した。