最近の調査によると、日本人の60%が、結婚後も夫婦がそれぞれの姓を保持できる、夫婦任意による「選択的夫婦別姓制度」の導入を支持していることが明らかになった。
9日、NHKによると、5日から3日間に全国の18歳以上の1211人を対象に調査した結果、選択的夫婦別姓制度に賛成するという回答が59%で、反対は24%だったとのことだ。
現在、日本では1989年から夫婦同姓制度が適用されている。夫が妻の姓を取ることもできるが、現実では95%以上の夫婦が夫の姓を継承している。
女性の社会進出が増える傾向に合わせて、日本でも選択的に夫婦別姓を認める民法改正案が準備されたものの、保守派の反対により立法化には至らなかった。しかし、最近では経済団体連合会(経団連)などが政府に夫婦別姓制度の早期実現を求めるなど、社会の雰囲気が変わりつつある。6組の夫婦が政府を相手取って夫婦同姓制度の違憲性を問う訴訟も進行中だ。
もし最高裁判所で現行の夫婦同姓制度が違憲という決定が出れば、国会で本格的に再検討されると見られる。