飼い犬をひいたドライバーに対して、飼い主が「治療費を負担しろ」と訴訟を起こした。
昨年4月、釜山(プサン)延辺区蓮山洞(ヨンジェグ・ヨンサンドン)の路地で、Aが突然道路に飛び出してきたペットの犬をひいた。
当時、飼い主Bは飼い犬にリードをつけていたが、伸縮リードであり飼い犬の突発的な行動を防げず事故が起こり、飼い犬は事故により足を怪我したという。
数日後、警察署に出頭したAは、事件の終了処分を受けた。Aはすべてが終わったと思ったが飼い主Bはその後、Aに医療費1400万ウォン(約160万円)のうち700万ウォン(約80万円)の賠償を求め、民事訴訟を起こした。
Aは、飼い犬が急に道路に飛び出したことで事故が起きたため、不当だと主張している。Aの嫁は、その事故の映像をYouTube チャンネル『ハン・厶ンチョルTV(韓国語原題訳)』に提供した。
ハン・厶ンチョル弁護士は、道路でリードを短く持たないなど、ペットに十分な注意を払わなかったBの責任が大きいと指摘した。また、「犬はいつでも急に突発的な行動を取る可能性があるため、道路を歩くときはリードを短く持ち、犬を道路の反対側に移動させて通過しなければならない。特に、伸縮リードの場合はより注意が必要だ」と強調した。
訴訟に関しては、「BがAに対して訴訟を起こしたとしても、Aは訴状を処理して保険会社に渡せば済む。その後、保険会社は訴訟代理人(弁護士)を任命して事件を処理するため、保険会社と協力して訴訟の進行状況を確認すれば良い」と付け加えた。
これにネットユーザーは、「事故を起こしたのは犬なのに、なぜドライバーが悪いのか」「安全に無頓着な飼い主の責任だ」「むしろ飼い主が車の修理費を払うべきだ」とBを批判した。