CJ第一製糖（CJチェイルジェダン）、大象（デサン）、農心（ノンシン）、三養（サムヤン）食品などのKフードを代表する企業が日本市場の攻略に躍起になっている。日本国内の大型スーパーで開催されるKフードイベントに参加し、代表的な商品の普及に乗り出す。
17日、流通企業ベイシアによると、CJ第一製糖、大象、農心、三養食品などは、20日に群馬県伊勢崎市にある大型スーパー、ベイシア西部モール店で開催される「韓国フェア」に参加する予定だ。
ベイシアは、国内の消費者たちの間で韓国旅行や韓国料理に対する関心が高まっていることを考慮し、このイベントを企画した。さまざまな韓国料理を紹介し、キムチを活用した料理教室を開くなど、多様なKフード体験の機会を提供する方針だ。
CJ第一製糖は、このイベントを通じてビビゴ餃子、ヤンニョムチキン、チーズダッカルビなどを中心に宣伝する予定だ。イベント現場で調理を終えた状態で提供し、消費者たちにこれらの商品を味わうチャンスを与えるつもりだ。餃子、チキンなどは、CJ第一製糖が海外市場攻略のために集中育成しているグローバル戦略商品（GSP）である。昨年3月にビビゴ王餃子、ビビゴキンパなどをリニューアルローンチし、日本市場を狙ったマーケティングを強化した。
大象は、宗家ブランドのキムチを広める方針だ。大象は、2022年10月に韓国内外のキムチブランドを宗家（JONGGA）に統合し、日本を始め海外市場攻略に力を注いでいる。ポギキムチ、宗家キムチ、カクトゥギ、パキムチ、カッキムチなど、幅広いラインナップを確保し、日本市場攻略に力を注いでいる。
農心は辛ラーメン、辛ラーメンキムチ、ノグリなどの人気ラーメン商品を宣伝することに集中する。夏を見越して、ふるる冷麺も用意した。ふるる冷麺・ムルネンミョン、ふるる冷麺・ビビンネンミョンなどは、昨年9月に日本フードアナリスト協会が主催した「ジャパンフードセレクション2023」で連続受賞し、品質が認められた商品だ。韓国の伝統的な冷麺を家で手軽に味わえる点が高評価を受けた。
三養食品は新商品「テングル」の宣伝戦を展開する。韓国料理のブルゴギからインスピレーションを得て開発したテングル・プルゴギ・アルフレド・テングルチーニ、キムチとロゼソースを組み合わせたキムチロゼテングルチーニなどを紹介する。テングルは、三養食品が今年4月に女優の成田愛純と手を組んで制作した広告を公開した後、先月から大学を対象にしたキャンペーンを開始するなど、「第二のブルダック炒め麺」育成のため、マーケティングに全力を注いでいる商品だ。
新型コロナウィルスのパンデミックをきっかけに、Netflixなどのオンライン動画サービス(OTT)を通じてK-POP、K-ドラマなどが人気を博し、韓国料理に対する国内消費者の認識が改善されたことから、韓国の食品会社が日本市場攻略に力を注いでいる。
日本の若者を中心にKコンテンツ、Kフードを楽しむ渡国ごっこが流行っており、今後の成長可能性も高いと評価されている。
ベイシアは「ベイシア西部モール店で、さまざまな韓国の食品会社が参加するイベントを開催する」とし、「韓国の屋台をコンセプトにした空間で、韓国の味と感性を満喫できるだろう」と伝えた。