平均年齢76歳の高齢者3人がチームを組み、複数の空き家に侵入して金品を盗んだ疑いで逮捕された。
北海道ニュースなどは24日、空き家に侵入して高価な物品や金品を盗んだ疑いで、高齢者3人が警察に逮捕されたと報じた。
彼らは今年5月19日の夜、北海道江別市の空き家に侵入し、ウイスキー3本など約1万円相当の物品を盗んだ疑いが持たれている。また、先月20日には北海道札幌市の空き家に忍び込み、ネックレスや指輪、腕時計など合計100万3000円相当の金品24点を盗んだとされている。
彼らの犯行は、その4日後の同月24日に発覚した。この家を管理していた女性が盗難に気づき、警察に通報した。
通報を受けた警察は近隣の防犯カメラの映像を分析し、盗まれた品がすでに換金されていることを確認した。その後、容疑者の3人を特定し、17日に逮捕した。
彼らは刑務所で知り合った間柄で、88歳の男性が「実行者」、70歳の男性が「運転手」、69歳の男性が「盗品保管」の役割を担っていた。警察はこの3人が犯行を認めたかどうかについては明らかにしていない。
一方、警察関係者は「最近、江別市や札幌市などで同様の空き家を狙った犯罪が10件以上発生しており、彼らをコードネーム『G3S(じいさんず)』と名付けて監視していた」と明かした。