パリオリンピック2024に出場しているサッカーU-23アルゼンチン代表の主将でエースのティアゴ・アルマダがトレーニング中に数百万円相当の貴金属を盗まれたと報じられた。
25日(現地時間)、元アルゼンチン代表でU-23代表を率いるハビエル・マスチェラーノ監督は、グループリーグ初戦で2-1でモロッコに敗れた後、自国メディアとのインタビューで選手が盗難の被害に遭ったことを明らかにした。
「昨日誰かがアルゼンチンチームのトレーニングに侵入して窃盗を働いた」と述べ、「ティアゴ・アルマダは時計と指輪を盗まれたよ」と話した。さらに、「試合前にはこの事実を話す気はなかった」としながら、「大会委員会は私たちに事あるごとに人物認証や身分確認を求めておきながら、こんなことまで起こった」と不満を表した。
この日の試合では観客がピッチに乱入したり、大量のボトルが投げこまれたりして、スタジアムが騒然となったため、試合を一時中断し、無観客になった後に試合が再開された。中断直前のアルゼンチンのゴールシーンはVARによってオフサイドと判定されて無効になり、チームを取り巻く様々な不運に不満が爆発したマスチェラーノ監督がフランス政府や大会委員会のセキュリティ対策について批判したものとみられる。
一方、前日トレーニングの際、U-23アルゼンチン代表が使用したロッカールームで盗難事件が発生したと警察の情報筋は伝えた。
アルマダは4万ユーロ(約660万円)相当の時計と1万ユーロ(約165万円)相当の指輪を盗まれたと被害を報告した。