18.1 C
Tokyo
2024年11月22日金曜日
ホームトレンドスポーツ「サウナのようだ…」猛暑により選手たちがシャトルバスの熱中症リスクを訴える【パリ2024オリンピック】

「サウナのようだ…」猛暑により選手たちがシャトルバスの熱中症リスクを訴える【パリ2024オリンピック】

パリ2024オリンピックに出場する韓国の選手たちが猛暑の影響を訴え、懸念の声が上がっている。

引用:ニュース1
引用:ニュース1

シャトルバスのエアコンが作動せず、コンディション調整に苦労しているといい、バス内の熱気により熱中症で倒れる選手も出た。

25日(現地時間)、韓国競泳代表選手のファン・ソヌは、パリ・ラ・デファンス・アレナ(競泳会場)で公式練習を終えた後、マスコミインタービューで「選手村から競技場へ移動するシャトルバスにはエアコンが作動するバスもあれば、作動しないバスもある」と述べ、「バスには多くの選手が乗っているので、サウナのような状況になる。外よりバスの方が暑く感じることもある。テロ発生が懸念されるためか、窓も開けられず、安全要員が(窓に)テープを貼っていた」と明らかにした。

さらに彼は「他の国のある選手がバスを降りた後倒れたと聞いたが、バスの温度を考えると納得できる」と語り、衝撃を与えた。

ファン・ソヌは「選手村から水泳場まで40〜45分ほどかかる。今日はバスの運行時間の問題で、1時間30分ほどかかった。移動に(往復)3時間を費やすことになりそうだ」とし、「輸送システムに不備があり、移動がとても大変だ。他の種目の選手たちも似たような状況だ」と不満の声が噴出した。

そして「試合当日までこのような状況が続くと大きな問題になる。解決策を見つける必要があると思う」と訴えた。

韓国競泳代表選手のキム・ウミンも「バスが非常に暑い」とし、「数日前にはバスが狭い道に誤って入って車が破損する事故も起きた。道を間違えてぐるぐる回ることもある」と不満を述べた。

選手たちの足となるシャトルバス内の環境は、競技前後のコンディション調整に大きな影響を与える可能性がある。さらに、選手たちが利用するシャトルバスは直通路線ではなく、40〜50分ほどかかる。運行が時間表通りに行われる保証はない。

引用:ニュース1

パリ2024オリンピック競技大会組織委員会は当初、炭素排出量を190万トンに設定していた。これは従来のオリンピック大会に比べて50%減少した数値である。これに伴い、組織委員会は「エアコンのないオリンピック」を世界で始めて計画し、宿舎にエアコンを設置しなかったが、記録的な猛暑により結局エアコンの使用が許可された。

しかし、各国は自費でエアコンを用意しなければならない。韓国代表チームは冷風機や冷却ベストなどを提供されたという。

先月、英国の持続可能なスポーツ協会は「記録的な猛暑のため、パリオリンピックは東京オリンピックよりも深刻な状況になるだろう」と予告した。

オリンピック開催前から「最悪の猛暑オリンピック」が予想されているため、熱中症による怪我や試合日程変更の可能性も排除できない。

2021年の東京オリンピックで行われたアーチェリー競技中に、あるロシア選手が暑さに耐えられずに失神した事件もあった。当時、東京オリンピック競技大会組織委員会が発表した試合当日の最高気温は33度だったが、高い湿度のため体感温度は40度に達していたとされている。

関連記事

コメントを書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください