パリオリンピックで、信じられないようなミスが続いている。
非常識なミスが続いており、不満の声が高まっている。先日の開会式では、パリオリンピック委員会が韓国を北朝鮮と誤って紹介し、大きな波紋を呼んだ。これまでの歴史の中で、世界中が注目する開会式で国家名を誤って紹介し、記載することは前例がないことだった。
今度は全く異なる国の国歌が演奏されるという問題が発生した。AFPは「南スーダンとプエルトリコの2024年パリオリンピック男子バスケットボール代表チームの試合で、南スーダンの国歌が誤って演奏された」と報じた。主催者は慌てて国歌を1分も経たないうちに中止し、その数分後に正しい国歌を流した。しかし、敬虔な気持ちで競技場に立っていた選手たちは呆然とした表情を浮かべ、観客席からはブーイングが起こった。
ミスはどこでも起こり得る。しかし、今回のミスがこれ一度限りではないという点が大きな問題だ。先日のパリオリンピック開会式で、場内アナウンサーが「大韓民国」と紹介すべきところを、北朝鮮の公式国号である「朝鮮民主主義人民共和国」と紹介し、論争を呼んだ。このような驚くべき誤りは、フランス語と英語の両方で連続して発生した。
驚くべきミスの余波がまだ完全には収まっていない中、今度はオリンピックの公式ソーシャルメディアアカウントに、韓国の国旗だけがぼんやりとした画質で掲載され、再び論争が巻き起こった。27日、パリオリンピックの公式インスタグラムには「新しい代表団が注目を集めている」という文と共に写真が投稿された。
それが終わりではない。パリオリンピック組織委員会は28日(日本時間)に公式インスタグラムで韓国のフェンシング金メダリスト、オ・サンウクを紹介する際、オ・サンウクの英語名「Oh sanguk」を一時的に「Oh sangku」と誤って表記し、批判を受けた。
国名を誤って呼び、国歌を間違って演奏し、選手名を誤って記載するなど、あってはならない凡ミスが続出しているこのオリンピックは、劣悪な運営を如実に示している。
AFPは「南スーダンの国歌を誤って演奏した事故は、韓国を北朝鮮として誤って紹介したミスと類似している」とし、繰り返されるミスについて指摘した。