2024年パリオリンピックが27日(日本時間)に開幕する中、香港の新聞「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」が今回の大会に出場する選手の中から容貌が優れた10人を選び、紹介した。
紹介された選手は男女各5名で、戦争中のウクライナの柔道選手ダリア・ビロディドがこの記事の冒頭を飾った。
ビロディドは2021年東京オリンピックの柔道女子48kg級で銅メダルを獲得しており、2022年のロシアによるウクライナ侵攻以降、積極的に反戦の声を上げている選手である。
2021年東京オリンピックの陸上男子棒高跳びで優勝したアルマンド・デュプランティス(スウェーデン)と、今回の大会陸上男子100mおよび200m金メダル候補として挙げられているノア・ライルズ(アメリカ)も技量と容貌を兼ね備えたスター選手として選ばれた。
アジア圏からは、台湾の水泳選手ワン・クアンホン、日本のサーフィン選手松田詩野、ブレイクダンス選手の半井重幸と湯浅亜実の4名の名前が挙げられた。
2017年にオーストラリアの雑誌から「世界で最もセクシーな選手」と称されたドイツの陸上選手アリカ・シュミットやハーバード大学出身で知られるアメリカの陸上選手ガブリエル・トーマス、さらに2016年リオデジャネイロオリンピック体操男子鉄棒、銅メダリストのアルトゥール・オヤカワ・マリアノ(ブラジル)も今回の大会で注目を集めると見られている。
一方、「選手容貌ランキング」は、以前はオリンピックやワールドカップサッカーなどの大規模スポーツイベントに向けてよく取り上げられていたが、主に女性選手に焦点が当てられたため、性平等の問題が指摘されることがあった。
また、選手の技量より容貌を重視する風潮についても批判があり、最近では、このようなランキングはあまり見られなくなっている。