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2025年02月05日水曜日
ホームトレンドタイ、PM2.5汚染で航空機の運航に支障続出…バンコク全域の大気質が世界最悪レベルに

タイ、PM2.5汚染で航空機の運航に支障続出…バンコク全域の大気質が世界最悪レベルに

タイでは大気汚染の悪化が航空機の運航にも影響を与え、深刻な事態が続いている。政府は対策を講じているが、根本的な解決には依然として難航しているようだ。

3日、タイの現地メディア「バンコック・ポスト」や「ネーション」などによると、前日の午前中、バンコクのドンムアン空港ではPM2.5の影響で視界が大幅に悪化し、航空機が正常に着陸できない事態が発生した。視程は約150メートルまで低下し、中国のハルビン発のエアアジア便など複数の便がスワンナプーム空港への着陸地変更を余儀なくされた。また、タイのチェンマイ発エアアジア便は視界の回復を待ちながら、着陸前に上空で旋回飛行を行った。

前日の時点で、バンコク全域のPM2.5の濃度が安全基準を超え、タイ全体の大気質が世界最悪レベルにまで悪化した。ペートンターン・シナワット首相はテレビ演説で「大気汚染は地域全体の問題であり、PM2.5対策にはASEAN(東南アジア諸国連合)加盟国との協力が不可欠だ」と強調。また、タイ国立開発行政研究院(NIDA)が行ったバンコク市民への調査では回答者の74.4%がPM2.5問題を「非常に深刻だ」と、18.55%が「やや深刻だ」と認識している事がわかった。

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