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2025年02月12日水曜日
ホームトレンドゴミ捨て寸前だった『ハリーポッター』初版本、驚きの401万円で落札!図書館配布限定300部の1冊と判明

ゴミ捨て寸前だった『ハリーポッター』初版本、驚きの401万円で落札!図書館配布限定300部の1冊と判明

世界的ベストセラー「ハリー・ポッター」シリーズの第1巻初版本が、オークションで2万1,000ポンド(約401万円)で落札された。

英BBCは9日(現地時間)、廃品予定の品の中から見つかった『ハリー・ポッターと賢者の石(原題:Harry Potter and the Philosopher’s Stone)』のハードカバー初版が、前日ペインタンで開催された「NLBオークションズ」で2万1,000ポンド超で落札されたと報じた。

日本で広く知られる『ハリー・ポッターと魔法使いの石(英題:Harry Potter and the Sorcerer’s Stone)』は米国版で変更されたタイトルで、原作のタイトルは『ハリー・ポッターと賢者の石』である。

オークション主催者のダニエル・ピアース氏は最近英国ブリクサム地域で亡くなった男性の遺品の中からこの本を発見したと述べ、発見時には廃棄予定の品々に混じっていたことを明かした。ピアース氏は「今回オークションに出品された本は初版500部のうち、図書館に配布された300部の1冊」と説明し、「初版ハードカバーとしては非常に高額で落札された」と強調した。

また、ピアース氏は「本の裏表紙に印刷された『哲学者』という単語のスペルミスが、初版の特徴であり、これにより本書が初版であることが確認された」と付け加えた。

『ハリー・ポッターと賢者の石』の初版は1997年に出版され、ハードカバーは500部のみが発行された。初版の表紙には挿絵画家トーマス・テイラー氏による水彩画が描かれ、濃い茶色の髪に丸眼鏡をかけたハリー・ポッターが魔法学校ホグワーツに向かう「ホグワーツ特急」に乗ろうとする姿が描かれている。額には象徴的な稲妻型の傷も鮮明に描かれており、この表紙絵は多くの翻訳版で使用されたが、米国版では採用されなかった。

テイラー氏は当時23歳で、この表紙絵をわずか2日で完成させたという。

ハリー・ポッター関連品の最高落札価格は2021年に米国テキサス州ダラスのオークションで『ハリー・ポッターと魔法使いの石』の未署名初版が42万1,000ドル(約6,467万円)で落札されたものである。同年には、『ハリー・ポッターと魔法使いの石』の初版ハードカバーが8万ポンド(約1,529万円)で落札されている。

また、昨年11月には、ハリー・ポッターシリーズ第1巻の初版が英国スタッフォードシャー州リッチフィールドのオークションで3万6,000ポンド(約688万円)で落札された。出品者のクリスティン・マッカラー氏は1997年に英国ストラトフォード・アポン・エイボンの書店で10ポンド(約1,912円)で初版を購入したという。

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