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2025年04月25日金曜日
ホームトレンド気になる「母を守りたかった」30年の家庭内暴力に息子が決着...酒乱の父を鈍器で殺害

「母を守りたかった」30年の家庭内暴力に息子が決着…酒乱の父を鈍器で殺害

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません
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30年以上にわたって家庭内暴力に苦しんできた30代の男性が、酒代を要求しながら母親に暴言を浴びせていた父親を鈍器で殺害したとして、懲役15年を求刑された。

22日午前、韓国・ソウル西部地裁刑事第12合議部(裁判長チェ・ジョンイン)は、父親を殺害した尊属殺人の容疑で起訴された30代のA被告に対する公判を開いた。

A被告は昨年10月27日、ソウル市恩平(ウンピョン)区の多世帯住宅で70代の父親を鈍器で数回殴打し殺害した。A被告は取り調べに対し、父親が母親に対して酒代を要求し、暴言を浴びせたことに激怒して犯行に及んだと供述している。警察の調べによると、父親は過去にも息子に対する暴行や脅迫行為で、2017年と2021年に立件されていた。

A被告は犯行から5日後の昨年10月31日、母親と心中を図ったものの未遂に終わり、その後自ら警察に出頭した。警察はA被告を緊急逮捕し、同年12月1日に勾留状を請求。ソウル西部地裁のヤン・ウンサン裁判長は、逃亡の恐れがあるとして勾留状を発付した。

A被告は、「継続的な父の暴力から母を守りたかった」と述べ、「最後に愛する母の息子としてやり直す機会を与えてほしい」と情状酌量を求めた。

検察は被告について、「30年以上にわたって父親からの暴力に苦しんできたが、事件当時は怒りを抑えきれなかった」としながらも、「尊属を殺害するという非道かつ極めて悪質な行為である」だとして、裁判所に懲役15年を求刑した。

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