「回復できる」と言って恋人の乳首も切断
恋人の通帳と携帯電話を奪って保管
交際相手の浮気を疑い、恋人の左手薬指を切断するなどの奇行に及んだ20代女性が逮捕されたというニュースが報じられ、人々に衝撃を与えた。
27日付の産経新聞によると、交際中だった男性の左手薬指を斧で切断して逮捕された23歳の女性・佐藤紗希容疑者が、傷害の容疑で去る23日起訴されたという。
警察の捜査結果、佐藤容疑者が恋人の通帳と携帯電話を奪い、別の金庫に保管していた事実も明らかになった。
佐藤容疑者は同居していた21歳男性の左手薬指を斧で切断し、顔を殴って傷害を負わせた容疑がかけられている。
この事件は、佐藤容疑者が今年1月「彼氏とトラブルがあった」と警察に通報したことで発覚したという。
佐藤容疑者は、通報を受けて出動した警察に対し「別れ話をされ、お互いに暴力をふるってしまった」と説明し、恋人も「喧嘩が激しくなり、彼女（佐藤容疑者）に顔を何度も殴られた」と主張したとされている。
しかしその後、佐藤容疑者が恋人の指を斧で切断した事実が判明した。当時、2人の自宅を訪れた警察は、冷蔵庫の中から切断された指を発見したという。
2人の出会いは、佐藤容疑者のSNSを見た男性が連絡を取ったことから始まった。2人は2023年5月に交際を開始し、昨年7月頃から同居を始めたと伝えられている。
起訴状によると、佐藤容疑者の最初の犯行は昨年9月30日に起きたという。このとき、佐藤容疑者は自宅で恋人の乳首を切断したとされており、その20日後の10月19日には恋人の左手薬指を切断した。
佐藤容疑者は取り調べで「彼氏がふざけて自分の乳首を切った」「彼氏が私の携帯電話を使って斧を注文し、自分で左手薬指を切断した」などと容疑を否認したという。
しかし、佐藤容疑者の恋人は「浮気を疑われ、他の女性と結婚できないようにするために薬指を切られた」と証言し、「乳首については、彼女から『回復できると聞いたから切ってみよう』と言われた」と説明した。
警察は、佐藤容疑者が恋人の指を切断した際に使用した斧を発見できなかったが、押収した佐藤容疑者の携帯電話には約40cmの斧を購入した記録が残っていたと発表した。