17年前、自身が指導する未成年選手に対する強制わいせつで韓国のバスケットボール界から永久追放された元監督のパク・ミョンス(62歳)が、パリオリンピックのバスケットボール女子中国代表チームのコーチに名を連ねていることが明らかになった。
5日、国際バスケットボール連盟が発表したパリオリンピック出場選手リストに中国代表チームコーチとしてパク・ミョンス(Myung Soo Park)の名前が記載されていた。
パク・ミョンスは2004年アテネ大会でバスケットボール女子韓国代表チームの監督を務めたが、女子プロリーグ「WKBL」で「ウリ銀行」の監督を務めていた2007年4月、アメリカ・カリフォルニア州で行われた合宿中に未成年選手をホテルの自室に呼び出し、2度にわたって強制わいせつに及んだ。
検察は6月、彼を性暴力犯罪の処罰ならびに被害者保護などに関する法律違反で逮捕し、1年6ヶ月の懲役を求刑した。また、被害者とも合意に至らず、一部の選手は彼の厳罰を求める嘆願書を提出した。
裁判所はパク・ミョンスが酒に酔っていた点や韓国バスケットボールの発展に寄与してきた点、深く反省していることなどを勘案し、懲役10ヶ月・執行猶予2年を言い渡した。彼は懲役刑は免れたが、韓国バスケットボール界からは永久追放されていた。