公衆電話を使って虚偽の食事注文をした30代の男性が、警察に逮捕された。
5日、韓国警察庁の公式YouTubeチャンネルには、「ピザを注文すると警察がデリバリーに行きます」というタイトルの動画がアップロードされた。
警察は7月、韓国の蔚山(ウルサン)南区にあるピザ店で虚偽のデリバリー注文があったとの通報を受けた。
店長によると、注文者は公衆電話を使ってピザを注文したという。
その後、指定された住所に届けに行ったが、その家ではピザを注文していないと言われた。注文者が電話にも出なかったため、店長はピザの代金を受け取れなかった。
通報を受けた警察が現場に出動し、店長の話を聞いて供述書を作成していたところ、再び公衆電話からの電話がかかってきた。
警察官が店長の代わりに電話を受けると、相手は虚偽の注文をしたAだった。
Aは「まだ届いていない」と怒り、警察官は「申し訳ない。今日がアルバイトの初日で、別の住所に届けてしまったようだ」と説明した。
するとAは疑いもせず「別の住所に届けたのか」と問い返し、警察官は「そうだ。本当に申し訳ない。よろしければ再度作り直して届ける」と言い、時間稼ぎをした。
Aは「そうしてほしい」と言い、「さっき話したように、家に赤ちゃんがいるのでベルを鳴らさずに、玄関に口座番号を書いて置いておけば後で振り込む」と指示した。
警察官がAとの通話で時間稼ぎをしている間に、別の警察官が公衆電話の位置を特定し、パトカーを呼んだ。
連絡を受けた他の警察官たちは、公衆電話の位置に出動し、業務妨害の罪でAを逮捕した。