2月の1か月間、西の夕空で地球から2番目の惑星「ビーナス(金星)」が今年最も明るい光を放ちながら接近する。
金星にはいくつかの呼び名がある。東の明け方に明るく輝くときは「明けの明星」と呼ばれ、西の夕空に見えるときは「宵の明星」となる。これは日が沈んだ直後の夕方、西の空で見える星を指す言葉だ。
アメリカ航空宇宙局(NASA)はこれを「2月は愛の月」と表現した。金星が西の空で明るく輝く理由は高度が低くなるためであり、つまり地球に接近していることを意味している。
NASAは「2月には金星が今年最も明るく輝く」と述べ、「1月末に見られた高い高度から徐々に低くなり、3月初めまで眩しく輝き続けるだろう」と説明した。
金星は地球の月のように形が変わる。満月時の地球の月とは異なり、金星は三日月の形をしているときに最も明るく見える。
NASAは距離によって決まると説明している。つまり、金星が太陽の反対側にあり、地球から遠く離れているときは満月のように見える。
一方、地球に近づくほど三日月のように見えるが、空では惑星がはるかに大きく見える。地球により近い位置でより明るく輝くためだ。
NASAはこのような2月の金星の位置を説明しながら、「愛の女神は近くにいるときに最も輝く」というバレンタインにちなんだ表現を用いた。