
インドで、人工呼吸器をつけて横たわっていた40代の女性客室乗務員の患者に性的暴行を加えたとして、20代の男が警察に逮捕された。
19日(現地時間)現地の日刊紙『ザ・タイムズ・オブ・インディア』などによると、インド・グルグラムのある病院で人工呼吸器を使用していた女性客室乗務員A氏(46)に性的暴行を加えた容疑で、男性・ディーパク氏(25)が逮捕されたという。
ディーパク氏はビハール州に在住しており、過去5か月間その病院で技術者として勤務していた。彼はグルグラムの私立大学で手術室技術の学位を取得後、当病院に就職したと伝えられている。
警察は800台を超える防犯カメラの映像を分析し、病院のスタッフや医師約50人に事情聴取を行った末、ディーパク氏の身元を特定した。彼は犯行を自白しており、犯行の前後には夜の営みの映像を視聴していたと供述している。
今回の事件は、A氏が退院した翌日の今月14日、警察に通報したことで発覚した。A氏はホテルのプールで溺れかけた後、病院で治療を受けていたとされている。
去る5日に病院の集中治療室に入院したA氏は、人工呼吸器を装着していたという。彼女は、翌6日、集中治療室内で2人の看護師が見守る中、性的暴行を受けたと主張している。
A氏は「事件当時、意識は朦朧としていたものの、音はすべて聞こえていた」とし、ディーパク氏が自分の鼻まで布でかぶせたと証言した。
これに対し、病院側は「警察に全面的に協力している」と述べ、「犯罪が起こった時間帯の防犯カメラの映像を含め、全ての関連資料を警察に提出した」と明らかにした。