ホーム エンタメ 青木歌音が告発、フジテレビ幹部による性的発言やキスの強要…業界の歪んだ実態を暴露

青木歌音が告発、フジテレビ幹部による性的発言やキスの強要…業界の歪んだ実態を暴露

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引用:青木歌音
引用:青木歌音

アナウンサー出身でトランスジェンダーの映像クリエイター、青木歌音氏が性的被害を告発した。

今月20日、青木氏は自身のYouTubeチャンネル「青木歌音 / Kanon Aoki」に「私が女子アナ時代、フジテレビの偉い人から色々されたので告発します」と題した動画を公開した。この動画で、フジテレビの幹部による性的発言やキスの強要などの被害を受けたと告発した。

青木氏は「(フジテレビの幹部は)女性へのセクハラが日常茶飯事だった。1回その人に対してちょっと反抗的な態度を取ったとき、2〜3週間くらい干された。私が謝ったからまた出してもらえたけど、そういうこともあったからもう逆らえない」と当時を振り返った。

さらに「有名女性タレントとの不適切な行為の写真を見せつけ、自身の権力を誇示することもあった。キスを強要されたり、体を触られたりする機会が増えるにつれ、精神的に追い詰められていった」と苦しい過去を語った。

動画で青木氏は加害者の実名を明かさなかったことについて「身の安全が保証されない」として理解を求めた。しかし、歪んだ業界の実態を世に知らせたいとの思いから告発に踏み切ったと説明した。

青木氏の告発以前にも、フジテレビの性接待疑惑は絶えず取り沙汰されていた。先月16日、「週刊文春」はフジテレビの女性アナウンサーが芸能人から性接待を強要されそうになったと報じたためだ。

被害を受けたと主張した女性アナウンサーは「編成部長Aを介して男性タレントに性接待を強要されそうになった」と告発した。性接待を受けた芸能人として国民的アイドル中居正広氏の名前が挙がり、大きな衝撃を与えた。

報道によると、告発者は「2021年12月、フジテレビの編成部長Aと親しい人から中居氏とAが夕食会をするとの連絡を受けた」と明かした。

当日、集合場所が一般的なホテルのレストランではなくスイートルームだと気づきながら現場に訪れた彼女は、中居氏と別の男性タレント、編成部長Aを含むスタッフ、他の女性アナウンサーが同席していたと話した。

告発者が一時席を外した際、全裸の男性タレントが寝室に入るよう手招きしたと当時の状況を伝えた。彼女はその誘いを断って退出したと述べ、「編成部長Aが女性アナウンサーを接待の道具として利用している。男性タレントと二人きりになる状況を作り出している」と告白した。

芸能人への性接待疑惑が浮上したフジテレビは、告発の影響で1月20日時点で、トヨタ自動車、日産自動車、セブン&アイ・ホールディングス、化粧品大手の花王など、少なくとも15社以上の企業から広告出稿を中止された。

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