オーストリアの首都ウィーンのエルンスト・ハッペル・スタジアムで8日から3日間行われる予定だったテイラー・スウィフトのコンサートが突然中止になった。オーストリアのカルナー内相は事態の深刻さを指摘し、コンサートの中止で潜在的な惨事は回避できたと述べた。
テイラー・スウィフトのコンサートは、スタジアムに対するテロの脅威が予想されるため、中止を余儀なくされた。
容疑者の1人以上がイスラム組織「IS」と関係があることがわかった。 ルフ公安長官は、逮捕された19歳の容疑者の自宅から大量の化学物質と技術機器が押収したと発表した。容疑者は数週間前にISへの忠誠を誓ったという。
コグナー副首相は、「多くのテイラー・スウィフトファンの期待を裏切ってしまい申し訳ない。しかし、憎悪とテロの危険から国民を守るべきだった」とX(旧ツイッター)に述べた。
一方、このコンサートには約17万人の観客が集まると予想されており、世界中から多くのファンがコンサートのためウィーンへの旅行や宿泊の予約を済ませている。コンサート主催者は、チケット購入分の返金を行う予定だ。