最近猛暑と熱帯夜が続き、湿度の高い天気により食中毒の危険性が高まっている。
近頃のような高温多湿な気候では食中毒のリスクが高まり、特に食べ残した「デリバリー料理」を保存する際には注意が必要である。
2日、食品医薬品安全処(以下「食薬処」)は、夏の夜食を安全に保存し摂取する方法について強調した。
食薬処によると、デリバリー食品やお持ち帰りの食品を食べる場合はすぐに摂取し、夜間に常温で保存しないことが望ましい。残った食品は冷蔵庫に入れて菌の繁殖を最小限に抑え、再度食べる際には十分に再加熱してから摂取する必要がある。これは食中毒菌が高温多湿な環境で容易に繁殖するためである。
冷蔵庫に食品を保存する際にも、いくつかの注意点がある。適正温度を維持するために、冷蔵庫全体の容量は70%以下で使用することが望ましい。また、冷蔵食品は5度以下、冷凍食品はマイナス18度以下で保存しなければならない。
温度の変化が大きい冷蔵室のドア側にはすぐに摂取する食品を、長期間保存する予定の食品は密封して冷凍室の奥側に入れることが望ましい。これは温度変化による微生物の繁殖を防ぐためである。
しかし冷蔵庫が微生物の繁殖を完全に遮断すると考えるのは誤解である。低温でも微生物は増殖する可能性があるため、冷蔵庫内部を清潔に保つ必要がある。食品がこぼれて汚染された部分や、頻繁に手が触れる取っ手は希釈した漂白剤やアルコールなどで清潔に消毒することが望ましい。
食薬処は「食中毒予防のために地下水を使用する家庭では、飲用水は必ず沸騰させてから飲み、地下水を入れた皿や調理器具は熱湯消毒を行った後、使用するように」と述べた。また停電などで長時間冷蔵・冷凍環境に保管されなかった食品がある場合は、必ず廃棄する必要があると強調した。
このように食中毒を予防するためには徹底した衛生管理と、正しい保存方法が不可欠である。特に夏の季節にはさらに注意が必要であり、少しでも疑わしい食品は摂取しないことが安全である。