ダイエットのために食事を控え、一生懸命運動もしてるのに、なかなか体重が落ちずに悩んでいる人がいる。
多くの人はダイエットを決心した瞬間から、普段より少なめの食事を取り、運動を始める。しかし、食事量を減らして空腹感を感じ、熱心に運動しているのにもかかわらず、体重に変化がないと訴える人も少なくない。
彼らの問題点は一体何なのか。韓国の第一世代トレーナーとして知られているチョン・ジュホ代表(STARTRAIN)は、その理由が「個人の基準値」にあると指摘する。
チョン代表は最近、YouTubeチャンネル「知識インサイド」に出演し、「以前、体格の大きな男性から食事量を減らしているのに体重が落ちないと相談されたことがある」と述べた。「実はその方は元々1食につき米3杯を食べていたが、ダイエットを決心し、1食2杯に減らしたのだった。確かに摂取量は減ったものの、平均量よりは依然として多かったため、体重が落ちにくかったのだ」と説明した。
さらに、チョン代表は逆のケースも同様だと説明し、「普段より多く食べているのに太らないという人も同じ理屈だ。本人は食事量を増やしたつもりでも、平均よりは依然として少ない量を摂取している場合が多い」と語った。
運動に関しても、適切な強度で行わなければ筋肉の成長は起こらないと指摘した。「実際の運動時に自身の筋力の50%以下の強度でしか行わない場合、筋肉の成長は見込めない。70%以上の強度で運動してこそ、筋肉の緊張度が高まり、筋繊維が肥大する効果が得られる」と強調した。
最後に、チョン代表は「個人の食生活と食習慣を正確に把握し、適切な基準値を設定することが重要だ。単に多く食べた、少なく食べたという問題ではなく、具体的に何をどれだけ摂取したかを客観的に評価する必要がある」とアドバイスした。