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2024年12月23日月曜日
ホームライフスタイル二日酔いどころじゃない!?飲みすぎると「おしり」が痛くなる深刻な理由と、知らなかった全身への影響

二日酔いどころじゃない!?飲みすぎると「おしり」が痛くなる深刻な理由と、知らなかった全身への影響

アルコールは一時的な気分の高揚をもたらすものの、健康への悪影響は計り知れない。

脳や肝臓、膵臓、骨など、全身に深刻な影響を及ぼすことが明らかになっている。

過度の飲酒は脳内の炎症を引き起こし、神経細胞を破壊する。長期にわたる多量飲酒は脳の萎縮を招き、認知機能の低下を引き起こす可能性がある。特筆すべきは、65歳未満の若年性認知症患者の約1割がアルコール性認知症と診断されている点だ。

引用: tvNドラマ『酒飲みな都会の女たち』
引用: tvNドラマ『酒飲みな都会の女たち』

飲酒後の記憶障害や性格変化は要注意のサインとされる。特に、衝動的な行動や攻撃性が目立つようになった場合は、アルコール性認知症の可能性を考慮する必要がある。

肝臓はアルコールの解毒を担う重要な臓器だが、過度の飲酒により肝細胞に脂肪が蓄積し、炎症を引き起こす。アルコール性脂肪肝は初期にはほとんど自覚症状がないものの、肝炎へと進行すると発熱や腹痛、黄疸などの症状が現れてくる。

アルコール性肝炎患者の約4割が肝硬変へと進行する。肝硬変では肝臓が硬化して機能が著しく低下し、腹水貯留やクモ状血管腫といった症状が出現する。最も効果的な治療法は断酒である。

膵臓は消化酵素やホルモンを分泌する重要な臓器で、過度の飲酒により膵炎を発症することがある。膵炎は膵液が膵臓内に逆流し、膵臓細胞を損傷させる疾患である。

激しい上腹部痛に加え、悪心・嘔吐、発熱などを伴うことがある。急性膵炎の治療では、膵臓の安静を図るため絶食とし、輸液による栄養管理が行われる。急性膵炎の再発は慢性膵炎への移行リスクが高まるため、予防には断酒が不可欠となる。

引用: SBSドラマ『ザ・キング: 永遠の君主』
引用: SBSドラマ『ザ・キング: 永遠の君主』

過度な飲酒は骨の血液循環にも悪影響を及ぼす。血管内への脂肪蓄積により、大腿骨頭への血流が遮断され、壊死を引き起こすことがある。大腿骨頭壊死症では主に股関節部や臀部に痛みが生じる。症状が悪化した場合は、レントゲンやMRI検査による診断が可能だ。

早期発見された場合は回復の可能性が高く、除圧術や骨切り術により、疼痛緩和や病態進行の抑制を図ることができる。壊死部分が広範囲に及ぶ場合や骨頭の陥没がある場合には、人工関節置換術の適応となる。

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