ダイエットを始めてから3~4週間が経つと、体重が停滞する時期が訪れる。この停滞期をうまく乗り越えるにはどうすればよいだろうか?
ダイエット開始直後(1~2週間)は体内の糖質が消費され、水分が排出されるため体重が急激に減少する。しかし3~4週間経つと、体重減少のペースは急激に落ち、4~6週間程度で体重変化が全く見られなくなるケースが多い。これは体がダイエット環境に適応したためだ。
ダイエット3~4週目に入ると、糖質の分解が減少し脂肪の分解が始まるが、脂肪は高カロリーで消費しにくいため、体重減少が緩やかになる。そのため、停滞期に入った後の1~2週間は忍耐強く運動と食事管理を継続することが重要だ。諦めずに続ければ、再び体脂肪が減少し始め、体重が落ちていく様子も確認できるはずだ。ただし、停滞期が12ヶ月以上続く場合は、ダイエット計画を一から見直す必要がある。
ダイエットを成功させるには基礎代謝量を増やすことが鍵となる。ダイエット中は脂肪だけでなく筋肉も減少し、筋肉量の減少は基礎代謝量の低下につながる。基礎代謝量を上げるには筋肉量を増やす必要がある。タンパク質が豊富な食品を摂取すれば、自然と筋肉量が増加する。例えば、毎日卵2個、鶏むね肉1切れ、牛乳1杯を摂取するのが効果的だ。
ダイエット中の甘いおやつも停滞期の原因となり得る。ケーキやお菓子などの高カロリー食品は少量でも体重減少の妨げとなる可能性がある。ダイエット中のおやつにはミニトマトや茹でたブロッコリーがおすすめだ。食習慣に問題がなければ、運動強度を上げる必要がある。同じ強度の運動を続けると体が適応してしまい、効果が薄れるからだ。汗をかき、きついと感じる程度まで運動強度を上げるのが良い。